どうぶつ科学コミュニケーター通信

Pochitto(ぽちっト)神戸 | 

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更新:2021.11.23

第17回---秋の昆虫採集。

みなさん、こんにちは! 気温が下がってきましたが、お元気に過ごされていますでしょうか。ぶっちーは、10月下旬以降も虫探し教室を開催しました。と言うと、「え!昆虫採集は夏じゃないの?」と思われる方も多いのですが、秋や初冬でも活動している虫はいます。

主にターゲットにしているのは、バッタの仲間。それから、カマキリやアキアカネなど。夏や春とはまた違う種類の昆虫たちが、活動を活発にするのです。特にバッタは、直翅目という仲間に属していて、大きく分けるとバッタ類とキリギリス類(コオロギやカマドウマも含む)の2つに大別されます。その中でも、カマドウマなどを除くキリギリス類は秋によく鳴く虫として有名です。

童謡「虫の声」では、
 ♪あれ まつむしがないている チンチロチンチロ チンチ  ロリン♪  
 作詞・作曲不詳(著作権消滅)

とマツムシに始まり、スズムシ、コオロギ、クツワムシ、ウマオイと鳴く虫たちが登場しますが、これらはキリギリス類。面白いのは、翅をこすり合わせて鳴いていることと、耳(鼓膜)は一番前の脚にあるということ。人間みたいに口から音を出しているわけでも、耳が頭にあるわけでもないんですね。

そして、子どもたちに人気者のカマキリにとっては秋のはじめが恋の季節。それ以降も、野山を探せば、大きく育った成虫たちを発見できます。残念ながらカマキリは越冬しないので、本格的な冬が来てしまうと寿命を終えることになりますが、それまでは元気に活動しているはずです。

このように条件さえ整えば、これらの虫たちは12月初めくらいまで観察できますし、種類によってはそれ以降も越冬している姿を観察できたりします!秋の昆虫採集、ぜひ出かけてみてください。

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①草むらを探すと秋の昆虫たちがいっぱい!。

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②11月中旬、神戸の山で見つけた立派なカマキリ。

どうぶつ科学コミュニケーター / 大渕 希郷(おおぶちまさと)

上野動物園・飼育展示スタッフ、日本科学未来館・科学コミュニケーター、京都大学野生動物研究センター・特定助教を経て、現在フリーランス活動中。
動物から植物、昆虫、微生物まで様々な生きものを用いた科学教室をご要望に合わせて企画いたします。その他、ペットボトルを用いた顕微鏡作り、偏光板を使ったサイエンスアート教室など工作教室や、各種講話、科学コミュニケーション研修、展示デザインなども承ります。

詳しくは下記まで。
お問い合わせ/担当:重光陽子Eメール:shigemitsu.yoko@gmail.com

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