梅雨も明け、いよいよ夏本番です。イベントの多い楽しい季節ですが、強い日差しや暑さで体調を崩してしまうことも少なくありません。今回は、日常生活に薬膳料理を上手に取り入れて体調不良を予防する方法をご紹介します。

「薬膳料理」と聞くと「薬臭い」とか「苦い」と想像する方が多いようですが、実際には普段私達が家庭料理で使っている食材が十分薬膳料理になるのです。夏にオススメの食材と言えば夏野菜。良く昔から旬のものは体に良いと言われますが、夏野菜は暑い夏の養生に最適なのです。

■余分な熱を冷まし体を潤わす食材
冬瓜、スイカ、ズッキーニ、レモン、トマト、きゅうり、豆腐、豚

■体にたまった余分な熱を取り去り、解毒する食材
ゴーヤ、きゅうり、緑豆

■夏に弱った胃腸に元気をつける食材
長芋、とうもろこし、枝豆、かぼちゃ、米、アジ

■利尿作用のある食材
なす、とうもろこし、冬瓜、きゅうり、ズッキーニ、苦瓜、はと麦

以上のような食材を普段の食生活に取り入れるようにしてみてください。反対に、冷たい食べ物やの飲み物の取り過ぎは胃腸の働きを弱めます。夏バテ防止のためにも氷の入った飲み物などは避けましょう。

五葉薬局 代表 古川太津子