薬膳料理でコロナストレスケアを　

コロナウイルス感染拡大防止のための自粛生活も２ケ月を越えると、五葉薬局店頭にもストレスから、イライラ、不眠、頭痛、お腹が張った感じ、下痢、目の疲れ、こむら返り等様々な不調を訴えるご相談が増えてきました。

漢方では「肝」はストレスを発散させる働きがあると考えられていますが、過剰なストレスは逆に「肝」を傷つけ、その働きを低下させてしまいます。「肝」を健やかに保つためには、十分な睡眠をとる規則正しい生活、目を酷使しない（スマホ、パソコンの使い過ぎに注意）、肉類や脂もの・アルコールの摂りすぎに注意し、夜の食事は少なめを意識して。また、香りのある食材、青い葉野菜、黄色い根菜類は「肝」が喜ぶ食材です。

私が今回の巣ごもり中によく作っている薬膳カレーのレシピをご紹介しますので、ストレスを感じておられる方は是非作ってみてください。

「肝」も喜ぶ薬膳カレー（４人分）

材料…山芋１００ｇ、陳皮（乾燥みかんの皮）１０ｇ、葛大匙１、キャベツ４０ｇ、玉ねぎ１個、生姜１片、にんにく１片、パセリ少々、バター１０ｇ、人参１／２本、生鮭２００ｇ、マイタケ８０ｇ、かぼちゃ１００ｇ、黒豆３０ｇ、小豆３０ｇ、緑大豆３０ｇ、ひよこ豆３０ｇ、白豆３０ｇ、カレー粉大匙４、水８００ｃｃ、ブイヨン、カルダモン、クミン、ターメリック、ナツメグ等のスパイスは適量

作り方…
①豆類は水に一晩つけてから柔らかく煮ておく。陳皮は水でもどして千切り。
②鍋にバターを溶かし、にんにくを香りが出るまで炒め、適当な大きさに切った材料を炒める。
③②へ水、ベイリーフ、ブイヨン、煮た豆を入れる。
④カレー粉、スパイス類を入れて半日煮込む。

五葉薬局 代表 古川太津子