Pochitto(ぽちっト)神戸 | 野次馬々日記
更新:2025.3.23
第18回---野次馬々日記
【野次馬々日記 VOL18】
今まで、海外へはパック旅行でしか行ったことのない私が初めて個人でタイに行ってきました。同行者は38号で登場した私と同齢のミーちゃん。行先はバンコックで国内線で乗り換え、クラピという所に行き、ある岬の先端にあるビーチハウスです。切り立った岸壁の下にあるビーチで小さな船でしか行けません。同じく38号で登場したカルの経営するコテージです。
85歳の個人旅行、しかも車椅子を使って、秘境?帰ってきた今も達成感と喜びで一杯です。わが家に帰りついたとたん、妹には「聞いて!聞いて!」状態でした。その一端を少し書きます。
航空券はミーちゃんが手配してくれました。連絡が不十分なまま迎えた当日、不安を抱えながら関空へ。パスポートの提出だけで発券されることに驚いたり、自動化された出国手続きにとまどいながら搭乗口へ。連絡をとろうとすると故障している?スマホ。あわてるなか搭乗寸前に車椅子のミーちゃんと合流。バンコックでは車椅子が待っていました。そのおかげで入国手続きや、乗り継ぎがスムーズに運びました。
国内線へはバス移動ですが、私たちはリフトカー。写真のないのが残念です。クラピではカルが!久しぶりの再会でした。この日は市内に宿泊。翌朝は飲茶のような朝食。様々の具材の小さなせいろを蒸してもらう仕組み。私はピータンと饅頭を選びました。済むとビーチで料理を作ってくれるサムラン(タイ人)がトゥクトゥクで搭乗。これはオートバイの横にリヤカー(古い?)のような車をつけ、人間や荷物を乗せます。一週間分の食料を購入するため市場に行きました。果物、魚介、ワクワクする時間です。昼食後ミーちゃんは美容院へ、私はマッサージ。その後、川に面したレストランで夕食。その日もクラピ泊まりでした。
いよいよビーチへ行きます。バンに荷物と共に乗り港へ。トゥクトゥクに乗り換え桟橋です。幌付きの小さなボートが待っていました。体の不自由な私たちを乗せるのは三人がかりです。時々、海水を浴びながらビーチに到着。トゥクトゥクで土産店など並ぶ小道をハウスへと向かいました。岸壁を背に木々に囲まれたコテージは蚊帳の張られた寝室、広々としたウッドデッキ、クーラーやドライヤーはなく、シャワーも屋根もなし。サルやリスと共に三人の男性の世話で秘境のお姫様のような生活がはじまりました。夕食後、デッキチェアでビール片手に眺めた影絵のような夕景は素晴らしいものです。つづく
(三人目の男性はソムチャイ(タイ人)でカルの友人です。)