バレエが好きでブルガリアまで

Pochitto(ぽちっト)神戸 | 

Pochitto(ぽちっト)神戸 | バレエが好きでブルガリアまで

更新:2021.3.23

第13回---バレエが好きでブルガリアまで

皆さんこんにちは!暖かくなってきましたが、いかがお過ごしですか?私事ですが、3ヶ月連続でこのぽちっト神戸さんの表紙をさせていただきました。はがきでのお便りや、町でのお声かけ、すごく嬉しかったです!本当にありがとうございます。

さて、この春は集まってのお花見など厳しそうですが、春の空気を楽しみたいですね!日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米ではイースターというキリストの復活祭が一大イベントで、祝日となります。私の所属していたアメリカのバレエ学校では2週間ほど、ヨーロッパのバレエ団では1週間足らずほどの大きなお休みでした。イースターが近づいてくると、子供たちが卵にペイントをしてカラフルにしたものを作っている姿をよく見かけます。イースター当日はそれを隠して卵探しをします。

ヨーロッパにいた時はアパートの隣の部屋のおじいちゃんがイースターの卵を交換してくれたり、近くの教会もイベントでいつもより賑わいます。春の訪れとイースターを祝う人々の空気はあたたかく、大好きです。イースターバニーやカラフルな卵、食器や暖かくカラフルな食卓は見ていてとても楽しいです。

国や地方、その国の宗派によって様々な文化や伝統があります。日本はキリスト教文化ではありませんが、欧米の文化に触れたり知識を広める意味でも調べてみるととても楽しいです!皆さん良い春をお過ごしください。

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①去年はロックダウン中のイースターでした。毎日外出もできず、アジア人差別の言葉を受ける中、人の温かさに触れることもあり、良い思い出となりました。

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②私の住んでいたアパートの目の前の教会です。イースターの前後は牧師さんが深夜まで街にお祈りを響かせていました。深夜1時過ぎくらいまで私の部屋にも聞こえていました。ブルガリア語でしたが。笑

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③ブルガリアにいた時、アパートのおじいちゃんがハッピーイースター!と赤い卵を渡してくれました。英語を喋らないおじいちゃん、私もブルガリア語を喋れないのに、いつも行事ごとや、困った時は必ず挨拶してくれたり助けてくれたり、温かい思い出です。

藤村 咲久良

バレエダンサー。WorldBalletGrandPrixNewYorkファイナリスト。
日本の神戸出身。4歳でバレエを始める。高校生の時にアメリカのシカゴ、ヨーロッパのブルガリアへ短期バレエ留学。19歳で渡米。ニューヨークのJoffreyBalletSchoolからスカラーシップを貰い留学。現地のHariyama Balletでバレエアシスタントをするなど、1年間アメリカで活動する。今後はヨーロッパに移動し、プロのバレエダンサーとして活動予定。

2004年 神戸市北区バレエドエトワールにてバレエを始める
2009年 永井エコールドバレエ・永井康孝氏、永井小百合氏に師事
2015年3月 アメリカインディアナバレエコンサーヴァトリー2週間短期留学
2017年1月 明石バレエ協会くるみ割り人形(守山俊吾氏指揮)にてクララ、金平糖を踊る
2018年9月より、New YorkのJoffrey Ballet School に留学中

過去の「バレエが好きでブルガリアまで」情報

第1回

バレエが好きでNYまで(1)

更新:2019.3.23

第2回

バレエが好きでNYまで(2)

更新:2019.5.23

第3回

バレエが好きでNYまで(3)

更新:2019.7.23

第4回

バレエが好きでNYまで(4)

更新:2019.9.23