体の声を聴いて、大きな視点をもって。

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更新:2019.11.23

第3回---こさか先生の健康お得情報

今年も冬がやってきました。冬になると風邪、インフルエンザ、胃腸炎などさまざまな病気が流行します。読者の方々は体調が悪いときどうしますか?無理して仕事や登校したりしていないでしょうか?

自分が休んだら周りに迷惑がかかると考えている、周囲への配慮を忘れない優しい方は心配です。人に感染させる恐れがあり、体調もすぐれない人が職場に来て、そのお勤め先の生産性は向上するでしょうか?

周りの人は迷惑そうな目であなたを見るだけです。あなたは体調の悪い人に優しい声をかけてあげたあと、「後は任せて、もう家に帰って休んで。」と言ったことはないでしょうか?そう、みんな体調悪い人には早く帰ってほしいのです。

それは優しさからもあるし、自己防衛からのためもあります。風邪は平均6人に感染させると言われています。

普段からご自身の体の声を聴いて、体調が悪いと感じたら堂々と休んでください。しっかり休むことでより仕事の生産性が向上します。休むと自分の地位や収入が脅かされないか心配ですね。

そこで、もっと大きな視点、長期的な視点にたって考えたとき、休むかどうかの判断はご自身で決めてください。

下痢、嘔吐のある人は脱水症にならないようこまめに少量ずつ水分をとってください。これからの季節、感染予防に手洗いもしっかりしましょう。開業医の仕事も体調不良でも、なかなか休みづらいではありますが、患者さん達に見本を示すためにも休むようにしています。体調不良のときはしっかり休み、元気なときは100%の力を出し切ることをお勧めします。

こさか家庭医療クリニック 院長 小坂文昭

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