Pochitto(ぽちっト)神戸 | チャイルドケモハウス
更新:2020.11.23
第14回---チャイルドケモハウス
【不安との向き合い方】
不安とは、正確には「未来への不安」と言えます。また一方で、人は今しか生きられません。大切な今を、未来への不安に押し潰されて過ごすのは、合理的ではないと思います。
理屈上はそうなりますが、そう簡単にいかないのも事実です。
この場合の合理的とは、何を目的としているのでしょうか?「自分が楽になること」を目的としてはどうでしょう。
理屈である程度自分を納得させることが出来る場合は、不安になった時、「このことは、どれだけ考えても答えが出ないことだから、考えるのをやめよう。そんなことを考える時間があったら、今できること、楽しいことをしよう」と思えるでしょう。
理屈ではわかっているけど、不安で仕方がない場合は、不安であることを否定しないようにしてはどうでしょう。不安であることは悪いことではないし、今の気持ちに素直になって、不安な自分を受け入れてみてはいかがでしょうか?また、周囲も不安をなくすために、あれこれ言うのをやめて、一緒に悩む、つまり寄り添うようにしてはどうでしょうか。そうすることによって、不安ではあるけれど、少し楽になることはできると思います。
先日、私も関わらせていただいているダカラコソクリエイトという団体が「がんサバイバー(経験者)は不安と向き合う達人ではないか?」ということで、不安との向き合い方をテーマにイベントをしました。
不安との向き合い方のアンケート調査でも「人と話す。気持ちを聞いてもらう」が一番多い回答でした。
ダカラコソクリエイトでは、がん治療中にかけてもらって嬉しかった言葉をLINEスタンプにしました。ぜひ「癒し忍法ニャ助とパ次郎」で検索してください!
きっと癒されます。
「がんになっても笑顔で育つ」をスローガンに活動をしている
チャイルド・ケモ・クリニック院長 楠木重範
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