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五葉薬局 管理薬剤師 古川太津子

第7回 笑いの効用!

 皆さん、最近大笑いしたのはいつですか?ぽちっトの読者さんには、ここのところ笑っていないという方はいらっしゃらないとは思いますが(笑)「笑う門には福来る」ということわざがありますが、「笑い」には体を健康にしてくれる効果があります。 若くて健康な人の体にも毎日3000〜5000個ものがん細胞が発生しています。これらのがん細胞や体内に侵入するウイルスなど、体に悪影響を及ぼす物質を退治しているのが、リンパ球の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞です。
 人間の体内にはNK細胞が50億個もあり、その働きが活発だとがんや風邪などの感染症にかかりにくくなると言われています。「笑い」にはそのNK細胞を活性化する働きがあると様々な研究によって実証されています。
 下のグラフはリウマチ・糖尿病・がんの患者さんを対象に落語や漫才を聞いてもらい、痛みや血糖値、免疫系への影響をみた実験の結果です。笑った後はNK細胞の活性上がっているのが分かります。
 その他にも、笑うことによって、血液の流れがよくなったり、リラックスするときに出る脳波が増えていて、ストレスもやわらげてくれると言われています。
 また、皆さんも、笑いすぎてお腹が痛いという経験を一度はされたことがあると思います。これは、笑う時に腹筋や胸、顔などの筋肉が使われているからなんです。つまり、「笑い」は運動の一種でもあるんですね。そうは言っても「おかしくもないのに笑えないわ」という方、作り笑顔にも効果があるんですよ。鏡を見て「キムチー」と言ってみて下さい。それでもダメな方は4月28日(土)しあわせ寄席へお越しください。

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第6回 加齢女子より華麗女子へ !

数十年振りの同窓会。A子は髪もお肌もつやつやで、とても同じ年齢には見えません…なんて経験はありませんか?この差は一体何なんでしょう?
答えは「腎」。漢方では、腎は生命を維持するエネルギー源「精」(成長・生殖機能)を蓄え、体内の水分をコントロール(排尿機能)をする『生命の源』とも言われる大切な臓器。身体全体の健康と深く関わっています。なので腎に蓄える精が不足して機能が衰えると、不妊症や精力の減退、更年期障害、骨粗鬆症、排尿トラブル、脱毛、もの忘れ、 聴力低下といったさまざまな不調や老化現象が現れるのです。また、腎が弱くなると他の臓器にも影響するため、身体の免疫力や回復力が低下してしまうことも。 これは反対に考えると身体の不調が腎の状態を教えてくれるということ。腎精は、腎が一番元気な20代をピークに自然と減っていくもの。この衰えを止めることはできませんが、日頃の養生で衰え方を緩やかにすることはできます。また、最近は極端な偏食や睡眠不足などの影響により、若くても腎の弱い人が少なくありません。

■腎を元気にする食べ物を努 めて摂るようにしましょう。
【腎を元気にする食べ物】
木の実類(クコの実、くるみ等)ネバネバ、渋いもの(山芋、銀杏、牡蠣、もち米等)温性のもの(牛・鶏・羊肉、海老、ニラ、生姜、シナモン等)黒いもの(黒豆、黒きくらげ、黒ゴマ)天然でしょっぱいもの(なまこ、海苔、昆布等)
■腎を守る習慣をつけましょう。
【腎を守るには】
1腹式呼吸
2腎は腰にあるため腰を鍛え ましょう。
3腎に効くツボ「湧泉」を刺激しましょう。青竹ふみも可。
4暗算、暗記など普段から脳 に刺激を。
5腎は冷えを嫌います。特に 腰回り、足元はしっかりと 温めましょう。

これで貴女も華麗女子 !!

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第5回 フレイルってなあに?!

フレイルとは最近医療や介護の現場で良く使われるようになってきた医学用語で、英語のFrailty(虚弱・老衰)から、呼びやすいように「フレイル」とつけられました。  「フレイル」とは加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下した状態の事を言い、多くの人がフレイルの状態を経て要介護状態へ進むと考えられているので、フレイルを予防することが介護予防に繋がります。  フレイルの基準には次のようなものがあります。

@体重減少(1年に体重の5%以上が減る)

A疲れやすい(何をするのも面倒だと週に3〜4日以上感じる)

B歩くスピードが遅くなる

C握力が低下(握力は全身の筋肉量を反映します)

D運動量、活動量の低下

これらのうち3項目以上該当するとフレイルと判断します。
フレイルを予防するにはしっかり食べて栄養を摂り、適度な運動をして筋肉を落とさないように気をつけ、社会参加(仕事、趣味、ボランティアなど)をして人との関わりを持つことです。
フレイルを防いで介護にかからずできるだけ長く元気に過ごしたいですね。

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第4回 旅を楽しむために体調を整えよう!

体調が万全でないと十分に旅を楽しむことはできませんね。気温も湿度も下がって過ごしやすくなるこの季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。今回はそのメカニズムと養生法についてお話しします。
東洋医学では「肺」は「潤いを好み、乾燥を嫌う」と言われます。(この「肺」はいわゆる呼吸器系の臓器(肺・鼻・喉)を指します。)なので空気が乾燥するこの時期は「肺」の機能が低下して風邪を引きやすかったり、喘息の持病がある方は発作を起こしやすかったりするのです。 特に夏場に冷たいものを摂り過ぎたり、暴飲暴食をしていた人は消化器系が弱っているので体内の潤いが不足して、秋口に体調を崩しがちです。
では、体に潤いを補うには水分を摂れば良いのか、と言われる方がありますが、それよりも潤いの多い食材を選んでしっかり栄養を摂る方が効果的です。食生活以外にもポイントをご紹介しておきます。

「 潤い生活のためのポイント 」

@早寝早起きで十分な睡眠を。

A水分よりも潤いのある食材が効果的。
(豚皮・豚足・鶏の手羽先・白きくらげ・オリーブオイル等)

B塩分は控えめに。
(塩分の取り過ぎは乾燥につながるので要注意。)

C皮膚の乾燥には肌にやさしい物を選ぶ。
(綿素材の下着や洋服、敏感肌用の石けん、化粧品等。)

D目の使い過ぎに注意。
(テレビやパソコン、スマホは目に負担をかけドライアイの原因となります。)

いかがですか?意外に簡単な養生法、早速実践して楽しい旅を!!

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第3回 熱中症に注意!

私達の体の約50%は水でできています。水は、栄養素や酸素を運んだり、体温を調節したり、体のさまざまな機能を維持するのに役立っています。その水が体から失われることを脱水と言い、単に水分が失われるだけでなく体に必要な塩分(ナトリウムやカリウム)なども失われます。 そうするとその機能がうまく果たせなくなり、めまい、立ちくらみなどが起こります。
もっと症状が進むと頭痛、吐き気、体に力が入らなくなったり、更には意識がなくなったり、痙攣を起こしたりすることもあるので注意が必要です。

熱中症の予防

@ 暑さを避ける
  屋外では日陰を選んで歩き、帽子・日傘などで日陰を作りましょう。

A 服装に気を付ける
  襟元はゆるめ、吸水性・通気性の良い素材を選びましょう。

B こまめに水分と塩分の補給を行う
  暑い日には多く汗をかきます。のどが渇く前から補給しましょう。

C 急に暑くなる日に注意する
  暑さに体が慣れるのには時間がかかるのでこういった時期には特に気をつけましょう。

D 個人の条件を考慮する
  下痢・発熱時、涼しい環境に慣れている人、心肺機能が弱い人は熱中症にかかりやすいので注意しましょう。

『室内でも熱中症に注意』
高齢者は喉の渇きや暑さを感じにくいため、水分をあまり摂らず、締め切った室内で過ごして熱中症を起こすことが多いので特に気を付けましょう。 もし熱中症になってしまった場合には、すぐに涼しい場所へ移動して体を冷やし、経口補水液(薬局・ドラッグストアで手に入ります)を飲みます。それでも症状が改善しない場合は医師の診察を受けましょう。 命を落とすこともある熱中症。ならないために対策を!楽しく元気に夏を過ごしましょう。

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第2回 胃腸

新年度がスタートして早くも2ヶ月が経ちました。慣れない環境にストレスを感じている方も少なくないと思います。
ストレスを感じると胃腸に不調が出やすくなります。
今回は、病院で検査をしても「異常なし」と言われるけれど、「なんとなく胃腸がすっきりしない」と言う方のタイプ別に養生法(健康を維持・管理するための方法)をお伝えします。

■ 痛みが強い「冷え」タイプ

胃腸は冷えに弱い臓器でもあります。なので冷たい飲食はなるべく避け、夏でも温かいもの、常温のものを取るように心がけましょう。

■ 胃がもたれる「余分な水分の多い」タイプ

胃腸は乾燥した状態を好む臓器です。なので余分な水分が溜まると不調が起こりやすくなります。暴飲暴食、過剰なアルコール摂取、脂っこいものや甘い物の取り過ぎは避けましょう。特に梅雨から夏場にかけては体に余分な水分が溜まりやすいので、水分代謝を促すと言われる紫蘇・梅干し・大根・もやしなどの食品を積極的に摂るようにしましょう。

■ 膨満感がある「ストレス」タイプ

東洋医学では「肝」はストレスを発散させ、体内の「気(エネルギー)」の巡りをスムーズに保つ臓器と言われています。過剰なストレスがかかり、肝の機能が低下すると「気」の巡りが停滞し、膨満感、お腹の張り、げっぷといった不調が起こりやすくなります。このタイプの人は、日頃のストレスをこまめに発散して、「気」の巡りを良くする香りの良い食品(ジャスミンティー等)を摂るようこころがけましょう。

■ 食欲不振が続く「虚弱」タイプ

食の不摂生を続けている人、慢性疾患を患っている人などは、胃腸の働きが低下して食欲が落ち、不調が長引きがちになります。胃腸は食事の栄養から「気(エネルギー)」を生み出し、生命活動の基礎を支える大切な臓器です。そのため、胃腸の不調が慢性化するとエネルギー不足から、倦怠感、息切れ、風邪を引きやすくなると言った全身の不調につながります。胃腸を養い、体力をつける食品には米・もち米・イモ類・豆腐・鶏肉・白身魚などがあります。

あなたはどのタイプでしたか?
どのタイプの方にも共通して言えることは、冷たいもの、脂っこいもの、激辛料理、コーヒー、アルコールなどは控えめにして腹八分目に。胃腸に負担をかけないようにしましょう。

  

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第1回 睡眠

「春眠暁を覚えず」とは有名な漢詩の一節で、あまりにも有名です。
色々な解釈があるようですが、概ね「春の眠りは心地よいので、朝になったことにも気づかず眠り込んでしまう」という意味だと言われています。
皆さんもぐっすり眠れた日は体調が良く、反対にあまり眠れなかった日は頭がボーッとしてミスを連発した、というような経験がおありではないでしょうか。 眠りにはノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があり、深い眠りのノンレム睡眠から始まり、約90分後にレム睡眠となります。この周期が一晩で約4回現れ、ノンレム睡眠にはその深さによって1,2,3,4の4つの段階があり、段階が進むほど深い眠りを表します。 脳の細胞の修復と疲労回復に役立つと言われている成長ホルモンは、第1周期のノンレム睡眠時にまとまって分泌され、眠りの段階が深いほどたくさん分泌されます。
ですので、疲れをとりたい人は第1周期のノンレム睡眠時に深い段階で眠る必要があるのです。その「深い眠り」を得るためには、脳への栄養補給が必要となってきます。脳に栄養を送るためにも栄養バランスのとれた食事をとり、過度な睡眠導入剤の服用にも気を付け、自然な眠りを得られるように心がけましょう。
また、成長ホルモンは夜時から夜中の2時の間に最も多く分泌されるので遅くとも 時までには寝るようにしましょう。

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